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海外報告 神山選手は金メダル相当だと思う

写真の一番後に写っている車いすの女性が神山則子選手。(のはず。すみません前から撮ったちゃんとした写真がありません。)

神山選手は幸平と同じ県連出身の選手です。別に県連選手は後に座りなさいと言われてるわけではないのですが、神山さんや幸平達県連選手は後のほうにひっそりとまとまって座っていました。

神山さんの障害クラスは幸平と同じLW-9/2です。外国のお医者さんが決めたことだからどうしようもないのですが、率直に言わせてもらえば、え~?って感じです(?3つ位)。幸平の障害程度はスキーを早く滑ろうとすると困ること満載なのですが、少なくとも日常生活で歩行することはそんなに困りません。一方、神山さんのほうは、日常の歩行もかなり難儀な様子で杖や手すりにつかまってやっとという感じです。

今回、インターネット等で神山さんのプロフィールを確認し、年齢を知るとともに大病を患っていたことも知りました。(女性の年齢のことを書くのは失礼ですが、実年齢より二回り若く見える美しい方です。一方、実年齢からすればそろそろスキーみたいな危ないことはやめなさいと周りから心配される年齢でもあります。)

また、批判を覚悟で書かせてもらえば、2年前、神山さんが育成選手に選ばれたとき、(その滑りを見て知っているので)ナショナルチーム選手としてやっていくのはちょっと厳しいかなと思っていました。


歩行さえままならず、しかも若くはない神山さんが、北京パラのスタート台に立ち、あの奈落の底に落ちるような斜面に向かって逃げずにスタートバーを切ったことに対して、最大限の賛辞を送ります。健常者の競技経験者であってもあの恐怖に打ち勝つことができる人がどれだけいるやら。

そして滑りを見させていただき、自分の先見の明の無さを反省します。体の能力を考えたうえでの最大限のスムースなラインどり。上から目線のコメントで恐縮ですが本当に上手くなった。どれほどの努力があったのか。

そしてゴール。よくぞこの難コースを。

パラの試合は長く見させていただいているので勇気や感動を分けてもらえることに耐性はできているのですが、今回はその上をいきました。

神山さんに最大限の賛辞と、最大限の尊敬の念と、最大限のありがとうを。私の中では完全に金メダルです。


神山則子 パラリンピック

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